知っておくと便利な山の数字3選

登山の準備をする時、①標高と気温の関係性 ②標高と紫外線の関係性 ③風速と体感温度の関係性 の3つを知っておくと役立つかもしれません。
- 標高と気温の関係性
【標高が100mあがると、気温は0.6度さがる】
標高500m地点の気温が20度の場合、1000m地点ではおよそ17度になります。
標高差(10-5)×0.6=3、20-3=17度 が計算式です。
例えば、標高がほぼ0mの町が30度の時、富士山の山頂は(37-0)×0.6=22.2、30-22.2=7.8度となり、山頂は「冬の気温」ということが分かりますね。
■対策グッズ・・・温度の調節しやすいよう重ね着をする、防寒着を用意する
- 標高と紫外線の関係性
【標高が1000mあがると、紫外線は約10%アップする】
日本アルプスなどがある中部山岳地域の森林限界は標高2500mあたり。標高がほぼ0mの町と比較すると紫外線は約125%になります。森林限界を超えると日影がなくなり直射日光を浴び続けることになるので、日焼け防止対策がより重要になってきます。
■対策グッズ・・・サングラス(UVカット機能があるもの)、日焼け止めクリーム、帽子など
- 風速と体感温度の関係性
【風速1m/sで、体感温度は1度さがる】
気温20度で日射しを考慮しない場合、無風だと体感温度はそのまま20度ですが、風速10m/sの風が吹いていると体感温度は10度になってしまい、1枚羽織るものが必要となってきます。もちろん体温も奪われるので、季節によっては要注意です。
■対策グッズ・・・ウインドブレーカー、レインウエア、サングラス(砂埃用)、季節によっては防寒着を用意する