疲れにくい歩き方について

~疲れにくい歩き方 3つのポイント~
登山に挑戦してみたいけれど、「体力がないから不安…」「途中でバテたらどうしよう」と感じていませんか?
登山の疲れは“体力の有無”だけで決まるものではありません。
歩き方のコツを押さえるだけで、わりあい楽に山を歩けるようになります。
今回は、「疲れにくい歩き方のコツ」を3つご紹介します。
①歩幅は小さく、リズムよく
登山では「大股でガンガン登る」よりも、「小さな歩幅でコツコツ進む」ほうが疲れません。
特に上りでは、膝や太ももへの負担が大きくなるため、歩幅を意識して狭めましょう。
「半歩ずつ」「階段を一段飛ばさず登る」くらいのイメージでOK。
テンポよく呼吸を整えながら、ゆっくり登ることがポイントです。
②体の重心を前にかけすぎない
登山中、重心が前のめりになると、足腰や背中に負担がかかります。
背筋をまっすぐに保ち、ほんの少し前傾姿勢を意識することで、重心が安定し、無駄なエネルギーを使わずに済みます。
また、上半身を大きく揺らさずに歩くことで、体力の消耗も防げます。
③こまめな休憩で“ガス欠”防止
「疲れたから休む」ではなく、「疲れる前に休む」ことが重要です。
目安としては、20〜30分に一度、1〜2分の小休憩を取るのがおすすめ。
水分や塩分補給もしっかり行いましょう。エネルギー不足は疲れの原因になります。
木陰や風通しのよい場所を選んで、立ち止まるだけでも回復力は大きく変わります。
歩き方のコツをおさえることで、体力に自信がない人でも山の魅力を味わってもらえると思います。